2012/06/13

なかったことのように

それはいつも通る道沿いで起こった事件。

昼間たくさん居た警察や取材や他のひとも、もう誰も居なくて。

張り巡らされてた黄色いテープもなくなっていて、明かりも消えて、
街灯と信号だけが光って踏切の音が響く、いつもの景色。



日常の隣にある狂気を忘れさせようと、覆いかぶさる、夜。